31歳女性。マルタの大規模校であるECマルタに10月に4週間の短期留学で、Patriciaという寮に滞在
31歳、女、会社員
ECマルタ 2012年10月1日〜4週間
飛行機代(エミレーツ航空)133,020円
学費(寮費含む・食費別)1,660ユーロ=当時のレートで166,000円
観光、食事、お土産 121,500円
合計 420,520円
地中海ののんびりした島と聞いてどのようなところか知りたかったので、半分は観光と息抜き目的で、ついでに勉強という感じで選びました。また治安がよいという点も魅力でした。
大きな学校で日本語のサポートがあり安心できるからです。また、シングルルームの寮では料金が比較的安かったので。
学校について
夏休みシーズンが終わっていたせいか、授業や先生の質は非常に良かったです。日本の学校の授業とは違い、一方的に先生が話すのを聞くのではなく、全員が「参加する」授業で楽しいです。
初日にテストを受け、レベルに合ったクラスに振り分けられますが、私の場合は授業について行くのが難しかったので、一つ下のレベルのクラスに変えてもらいました。ですが、手違いで「クラブ50」(50歳以上を対象とし、年に2回だけ募集される2週間のコース)のクラスに入れられてしまいました。周りの人や先生が「間違いではないか?」と気づいてくれて、次の日からまた別のクラスに入りました。結果的に3つのクラスを経験したことになりますが、どの先生の授業もとても良かったです。
友人は上のクラスに変えてもらえるように話をしていたのですが、これも学校のミスで処理されておらず、「そんな話は聞いていない」と言われたそうです。交渉の結果、きちんと変えてもらえました。
このような手違いはこの学校ではよくあることらしいと、他の学生たちから聞きました。マルタの人たちは適当な人が多いので、これもマルタらしさかな、と思います。
学校を通して、シチリア島やゴゾ島、コミノ島などのツアーに別途料金を払って申し込みができます。現地のツアー会社が提供するツアーに参加することになりますが、学校や寮まで送迎してくれます。
ステイ先について
Patricia Hotel という寮でありながらホテルのような学生寮に入りました。レセプションには24時間人がいるので安心です。WiFiは有料でした。
マルタは水と電気が貴重で、ホームステイだとシャワーの時間と電気について厳しく言われるという体験談を読んだので、寮を選びました。またシングルルームなら、いつシャワーを浴びようが、いつ寝ようが自由なので、シングルルームにしました。
マルタでは古い建物をリフォームしながら使っているようで、Patriciaも例外ではなくエレベーターが故障し人が閉じ込められていました。これは度々あることだそうで、力があれば中からこじ開けることができるそうです。修理の人が来た日の夜に、また故障していました。私はそれ以来、7階(日本でいう8階)まで階段を利用しました。洗濯機は6台ありましたが、3台は故障していました。空いている時を見つけて洗濯するのが難しかったです。使える洗濯機も水漏れしていましたが、マルタの人は故障については気にしないようです。洗濯機は無料で使えるのでその点ではありがたいです。
学校までは歩くと25分かかります。バス(路線バス)だと10分程度ですが、25分くらいバスが来ないことがありました。学校には遅刻しましたが、15分の遅刻までは教室に入れるというルールがあるので大丈夫でした。
マルタについて
治安がよく、日本と同程度に気をつけていれば大丈夫です。日本食のお店もSt. Juliansには何件かあります。パン屋は安くておいしいし、マクドナルドのマックカフェはメニューが充実していました。マルタはハエが多く、ハエを払いながら食事をする必要がありました。
円高(1ユーロ100円程度)の影響もあり、物価は安めでした。
行く前はバスの乗り方に不安がありましたが、バス停には、そこに停車する路線とそれぞれの主要な停車場所と行き先が書かれているのでわかりやすかったです。
日曜日は閉まっている店が多いです。Sliemaにあるショッピングセンター、The Pointも休みです。St. Julians のショッピングセンターのbay street は営業していました。私は土日にシチリア島やゴゾ島、Vallettaを観光しました。LCCのライアンエアーを利用してスペインにも行きました。飛行機代とホテル代を合わせても2万円程度で行けました。
日本を出る頃に寒くなってきていたので、長袖や七分袖の服も持って行きましたが、マルタはまだ暑く、半袖やノースリーブがもっと必要でした。10月下旬でも日中は暖かく、海に入っている人はたくさんいました。ただ、バスの中や教室でエアコンが効きすぎて寒いことがあるので、羽織るものは必要でした。
たくさんのツアーに参加しましたが、ガイドの人のマルタなまりが強く、9割は聞き取れませんでした。他の国からの参加者はだいたい聞き取れていたようです。
ATMでお金を下ろそうとしたら、お金が出てきませんでした。後で取引履歴を見たら、その履歴はなかったことになっていたので良かったのですが、焦りました。ATMは、銀行の中にあるものを利用した方がよさそうです。ATMが路上によくあるのですが、通行人から丸見えなので、安全面を考えても、やはり銀行の中で利用する方が良いです。
寮の洗濯機の扉が開かなくなってレセプションの人に開けてもらいました。その洗濯機はいつも開かなくなるそうで、部屋の鍵を差し込んでこじ開けるようです。
放課後にバスを待っていると、30分くらいバスが来なかったので、来たバスはすし詰め状態でした。そのバスはドアが開いたまま発車し、数百メートル走りました。カーブが続く道なので振り落とされるかと思い、震えました。別の日にもドアが開いたまま走るバスを目撃した人がいました。
友人は、乗っていたバスの運転手が途中で勤務終了時間だからと言って、終点まで行かずに運行を取りやめると言われたそうです。他の乗客と猛抗議をして、なんとか運転を続けてもらったそうです。
バスの1週間チケットを友人と2名分、空港の券売機で買おうとしましたが、1枚しか出て来ませんでした。バス乗り場にいるバス会社の人に言うと、空港内のバス会社のカウンターに言えと言われました。カウンターは無人でした。空港のインフォメーションカウンターに行くと、バス会社に電話してくれました。理由はわからないが今は席を外していて、何分後かに人が戻って来るそうだからバス会社のカウンターで待つようにと言われました。しかし、30分待っても来ませんでした。
再びインフォメーションカウンターに行くと、またバス会社に電話してくれました。すると、「メールを送ってください」という答えでした。怒りを感じつつも半ば諦めてバス乗り場に行くと、券売機を開けている業者がいたので話すと、その場にいた先ほどのバス会社の人に交渉してくれました。バス会社の人は「自分の仕事じゃない」と何度も言いながら、恩着せがましく嫌々会社に電話してくれましたが、やはり「メールを送れ」という答えのようでした。現地の銀行口座を持っているわけでもないし、バカバカしいのでメールは送らず、お金はあきらめました。
日本のすばらしさに気づくことができました。トイレがきちんと流れること、ハエが少ないこと、機械類がきちんと動くこと、人の真面目さ、店員の態度など、日本で当たり前だと思っていたことが、実はすばらしいことだったとわかりました。
普通に日本でのOL生活を続けていたら出会えなかった人たちに出会えたし、嫌な事もすべて良い経験になるので、会社を辞めてマルタに行ったことは良い選択だったと思います。期間も、1ヶ月で良かったと思います。十分に観光でき、嫌気がさしてきた頃に日本に帰れました。
いつも早い対応でありがとうございました。バックにニチアイさんというエージェントがあるという心強さがありましたし、たくさんの体験談を読んでから決めることができてよかったと思います。他のエージェントを通して留学した人は、良い事しか聞かされなかったと言っていました。
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